前にもお話をしましたが、

現在、

当直をさせていただいている病院で、

Miss.Ooがお産を

介助させていただく時に、

ほぼ、

会陰切開をすることはありません。

1年以上の間で、

2〜3回だけ、

会陰切開を入れました。

それは、

赤ちゃんの状態が悪くなって、

赤ちゃんの娩出を、

とても急ぐことになった

状況の時だけです。

会陰切開を入れないことで、

会陰裂傷が起こることはあります。

特に、

初産婦さんの場合に、

起こりやすいです。

ですが、

すべて会陰切開を入れたお傷よりは、

軽いお傷です。

会陰裂傷のⅠ度か、

Ⅱ度の軽い感じです。

会陰切開のお傷は基本、

会陰裂傷Ⅱ度のレベルです。

当直をさせて頂いている病院では、

会陰裂傷を予防するための特別な手当、

例えば会陰マッサージなどは、

一切行っていません。

ですが、

先ほどもお話した通り、

初産婦さんでも、

会陰裂傷がなく、

お産を終えることが多いです。

会陰裂傷が起こる原因は、

会陰の柔らかさ、

伸びやすさによるところが多いです。

最初から、

会陰部が柔らかく、

伸びやすい方もたまにおられますが、

ほとんどの方は、

最初は硬く、

伸びにくいです。

そのような状態の時に、

無理やりいきんで、

赤ちゃんを通そうとすると、

それは、

会陰が避けてしまって当然です。

ですが、

女性の体は不思議なもので、

お産が進むと同時に、

会陰部が柔らかくなり、

だんだんと伸びてきます。

初産婦さんで、

赤ちゃんの頭が見えてきた頃には、

パツパツになって、

張り裂けそうで、

赤ちゃんの頭が通る大きさまで、

とても伸びそうに見えない会陰部も、

ゆっくりと時間をかけて、

お産を進めていくと、

赤ちゃんが下がってくるのに

合わせるように、

会陰も徐々に伸びてきます。

会陰部から、

赤ちゃんの頭が、

最初は小指くらい見えるようになり、

親指大→梅の実大→レモン大→

野球のボール大→グレープフルーツ大

と赤ちゃんの頭が、

会陰部から出るようになってきます。

そこまで来たら、

あともう一息で、

赤ちゃんの頭が出ます。

赤ちゃんが頭を使って、

じわじわと、

優しくお母さんの会陰部を、

伸ばしながら、

少しずつ出てきます。

この時に、

あなたが緊張していたり、

変に力が入ってい入ると、

せっかく、

柔らかく伸びようとしている会陰部を、

自ら、

硬く伸びない会陰部に

変えてしまいます。

そうすると、

当然ながら会陰部が避けてしまいます。

会陰裂傷を起こさないために、

お産までに会陰部のお手当てを

しておくことは、

決して無駄なことだとは、

思いません。

しかし、

そのことよりも、

実際のお産の時に、

いかに会陰部を

柔らかい状態にして、

赤ちゃんのペースに合わせて、

ゆっくりと伸ばしていくかの方が

大切です。

そのためには、

赤ちゃんとコミュニケーションを

取りながら、

リラックスしたお産をすることが

とても大切です。

初めてのお産の場合、

会陰裂傷が起こるのは仕方がない、

だから、

その予防のために、

会陰切開が必要だと

思い込まされてはいないでしょうか。

そんなことはないです。

お産の時に、

会陰裂傷や会陰切開のお傷が、

できるか否か、

その程度によって、

お産後の生活のクオリティーが、

全く異なってきます。

それは、

お産後の回復にも影響するとともに、

育児がスムーズにできるかにも、

大きく影響を及ぼします。

また、

あなたのお産の、

満足度にも影響します。

会陰裂傷を作らない、

もしくは軽くするためにも、

今から赤ちゃんとの

良好なコミュニケーションが

取れるようにして、

お産の時に、

リラックスができるように、

トレーニングをしておいてくださいね

あなたが今まで以上に、

楽しく・美しく・自分らしく過ごせますように*:..。o○☆゚・:

最後まで読んでくださり、
ありがとうございましたo(^-^)o